2012年05月21日
写真はピンズマルシェのピンバッジ、100%メキシコ人。
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前回の記事では、スペインは過ごしにくいといいたかったわけではありません。
フランスの方がましだという意味でもありません。
私はこれまで南北アメリカ大陸、アジア、ヨーロッパのあちこちを旅行しましたが、スペインが特に悪かったというわけではないんです。
アジア旅行のときにはもちろん感じませんが、
それ以外の場所を旅行すると、
アジア系というだけで珍しそうにじろじろ眺められることは全く全然まれではありません。
アメリカでもメキシコでもフランスでも、若い男の子を中心に、
通りすがりに「中国人」という言葉を投げかけられることは、むしろありふれていて、もはや「私、日本人なんだけど…」とか「だから?」といちいち思うこともなくなりました。
それを言うことで一体なにがしたいのかについては、今もあんまりよく理解できていませんが…
あれ、何でしょうね?
スペインでは、「中国人」といわれるだけではなくて、
若者のいっぱい乗った車にすれ違ったときに「売春婦」と怒鳴られたり、
ホテルの呼び鈴を鳴らしているとき、同じ建物からたまたま出てきた白髪の小さなおばあさんが、私を見るなり「難民は国へ帰れ」というような意味のことを言ったりしたのです。
差別発言なのは確かですが、ただこういう異邦人を差別する感情というのはどこにでもあり、日本でもよくあることなので、その感情自体をどうこうしたいという気持ちはありません。
よそ者っていうのは、いつの時代でもどこでも、
好奇心で歓迎されたりすることもあると同時に、疎まれ怪しまれるもので、
そういう防衛本能みたいなものにケチをつけようという気はないのです。
でもそういう失礼な言葉を見ず知らずの他人に面と向かって投げかけることは、上品なことではなく、完全に下品なことで、その教養のなさ野蛮さにはうんざりします。
そういうことは粗野な恥ずかしいことだとわかって欲しいと思います。
そして私の場合フランスにいればディディエがいるので、
うんざりしても慰められそれほど悲しまなくて済むというだけのことなのです。
(01:35)
この記事へのコメント
1. Posted by まなみ 2012年05月21日 13:46
ほんと、よくあることだね~(~_~;)
2. Posted by 亜矢子 2012年06月03日 08:52
よ~くあるね~。考え方の違い、価値観の違いを、すごーく感じるね~