2020年11月22日

マクロン大統領が11月24日火曜日にテレビにお出ましになり、コロナ最前線の大本営発表をされるということで、いよいよロックダウンの緩和が近付いているらしい。
こちらでは大統領が、重大な局面にあるときに限り、テレビで国民に直接かつ一方的に語る風習がある。大統領によって、回数は多かったり少なかったり。多分、マクロンさんは多い方。登場時に国家が流れて、マクロンさんはエリーゼ宮の、あれは執務室なのかなあ、机の前に座ってお話をされる。後ろにはフランスの国旗なども置かれている。
語りかけが終わると、最後には、「ビブ・ラ・レプブリック、ビブ・ラ・フランス」の決めゼリフが必ず付く。意味は、「万歳、共和国、万歳、フランス」というような訳になるが、「バンザイ!」と雄叫びをあげるような雰囲気でいうのではなく、淡々としかし敬意を込めて。
日本にはないものであるし、どうしてもワクワクしてしまい、見逃したくなくて必死になってしまう。最新情報だから、リアタイじゃないと意味がないし!
自分でもなぜなのかわからない。私ほど一生懸命、画面を見つめる視聴者は、何でも批判的なフランス人にはなかなかいないだろう。
最後「ビブ・ラ・レプブリック、ビブ・ラ・フランス」と私も一緒に口に出して締めるのも、お約束だ。いつ終わるかわからないから、タイミングを逃すまいと、話ももう終わりそうな流れになってくると、一層、画面に釘付けになる。そして番組が終わった後は、何かに成功したような満足感でいっぱいになる。
何でこんなに惹きつけられるのか、自分ではどうしても分析できない。何で一語一句ききもらすまいと食い入るように見てしまうんだろう?あの大仰な芝居がかった感じが楽しくて仕方がない。どうしてなのか誰か分析してくれないかな。
※ピンズマルシェは通常通り営業中です。サイトでご購入商品の発送もいつも通りのスケジュールで行っております。
※※カフェと雑貨の実店舗Midiも通常通り。
定休日:月曜・火曜
営業時間:平日14時~18時(ラストオーダー)
土日祝12時~18時(ラストオーダー)
(10:15)