2020年09月24日

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261831

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 今日もルイは暗い顔で学校から帰ってきた(笑)
 ちっとも笑い事ではないけれど、(笑)を付けてみた。実際、ルイのことも笑顔で出迎えたし。
「どうしたの、何があったの?」と笑みを浮かべたまま尋ねた。
「嫌なこと言われたし、された」と俯いたきりのルイ。
「どんなこと?」
「あほって言われた」
 あほちゃう、とか、あほなことするな、とかいう言葉はありふれていて、どこにでも転がっている。大したことのない軽口かもしれない可能性が大でも、ルイにはひとつひとつ突き刺さる。
「あらら、でも、ルイも知ってるやん。あほっていう人があほやん」
  そういうとルイは反発して顔を上げた。
「でもルイがそんなこと言ったら、ほら今あほって言った、だからルイがあほやーって言われる」
「そんなこと、相手にいうものじゃないよ。ルイがそう思っとくだけやん、あほやなぁって」
 相手に自分があほではないことを認めさせようとしたって無駄だと、そこまでは言わなかったけれど、ルイはルイで何か考えるところがあったらしい。それ以上は何も言わず、今度は、
「ここを蹴られた、同じ子に」 とわき腹を指した。
「えーっ!どこどこ?痛かったねぇ。赤くなった?」 とルイのTシャツを引っ張り上げようとすると、
「痛くない、赤くなってない」
 Tシャツを半ズボンにねじ込んで抵抗する。これも大したことではなかったのだ。
 ルイは生まれつきの性格が、どちらかというと物事のネガティブな側面に注意が向きがちにできているようで、いつでも用心深いし繊細だ。私は、英語でいうとイージーゴーイングな方で、つまり日本語でいうと適当、何とかなるさとすぐに思い込んで、ちゃんと用心もしない。あまりにも自分とは違うので、いつでも理解が難しいのだが、八年も付き合っているとさすがに慣れる。
 注意深い性格だから、私はルイにいろいろなことを任せても安心できる。小さな事でくよくよするのは、その性格の副作用みたいなものだ・・・・・・といっても私が些細なことを気にしないというわけでもない。例えば買ったばかりのコンピュータがクリックしてもすぐに反応しないことがあって、三回くらいクリックしていると腹が立つし、その機種を選んだ迂闊な自分にがっかりする・・・・・・いやでもこれはそれほど小さくないかもしれない、問題としては。一回で済むはずが三回となると、三倍時間がかかっているわけで、しかもイライラしてさらに時間を浪費するし、神経もすり減る。さらにこれが原因で買い換えないといけなくなった場合、結構な経済的損失。そしてそんなことを何度も検討しなければならくなっていて、一層、時間をくってしまうという・・・・・・(泣)

(02:00)

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