2018年02月21日

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ルイに好きなように一人で蹴らせていたら、落ちた……海に。

泣いた。ルイが。

風は陸に向けて吹いていて、ボールは岸から離れない。でも、横へ横へと流されていく。

柵のこちらからどこまでも追いかけていったけど、取れないものは取れないのに。

いつもはこの柵に沿って2メートル間隔ぐらいで竿を投げている釣り師たちが、今日は来ていない。多分、寒すぎるから。

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どうにもならないよ。もういい加減にして諦めようよ、と別の遊びに誘うけれど、ルイはボールを見つめるのをやめない。

そしたら、ボールの流されていった方向に、たった一人だけ釣りをしている人がいて、その人はどうやら何も釣れていないみたいなのに、カツオぐらい迄なら充分に掬えそうなほどしっかりした網を側に置いていて、それをザーッと持ち上げると、柄をするするっと海面に伸ばして、難なくボールを捕まえてくれた。

ルイのために、今日は釣りに来てくれたのでしょうか? 冷たい風の日だったというのに。


(13:43)

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