2016年08月02日

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近所のスーパーへ行こうと誘ったら、
「うん、行く行く、この間、パパと行ったお店?」
「そうそう」
「行く。警察のバイクに乗る!」
と。

スーパーのレジの側にある有料の乗り物のことです。
「でも、警察のバイクはお金がないと乗れないよ。お金どうするの?」と尋ねたら、思い出しました。


この間、ルイとパピー(おじいちゃん)が台所で「料金所ごっこ」をしていたときのことです。
ルイが腕を横に伸ばして誰も通れないようブロックしながら「お金ください!」と手を出します。
その手にパピーがお金を渡す仕草をすると、ルイの腕が上にあがって、パピーは通してもらえます。

そのときマミー(おばあちゃん)もやってきたので、ルイが腕をおろしてブロックすると、マミーは財布から出してきた本物のお金をルイに渡したのです。


マミーのくれたお金が、台所に置いたままになっているのを、ルイは思い出しました。

大急ぎで台所に走っていって、マミーもパピーもパパもいることろで、
「ルイのお金は?」と探しはじめました。

マミーが「お金をどうするの?」と当然ながらルイに聞きます。
「スーパーの警察のバイクに乗るの」とルイ。
マミーが料金所で支払ってくれたお金は台所ですぐに見つかりましたが、20サンチーム(約23円)の硬貨がひとつだけです。経験豊富な大人の目からみて、それではどう考えても足りません。


そこで、マミーが出血大サービスで、ルイにお小遣いをくれました。
小さなお財布に硬貨をいくつか入れてくれました。


そして念願かなって、警察のバイク。
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1ユーロ也。

お財布をのぞくと、まだ残っています。
2.5ユーロありました。
これでルイは『スパイダーマン』の本を買うことに決めました。
ただし、本は5ユーロだったので、足りない分はパパ持ちです。

スーパーを出るときには、初めてのお小遣いが、きれいサッパリすっからかんになっていたルイでした。











※ピンズマルシェの発送や新入荷につきましては「平常通り」です。



(19:45)

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