2012年05月23日

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37235

写真はピンズマルシェのピンバッジ、画家ピカソの署名。
アドレスはこちら↓
http://masson.ne.jp?pins=37235









3、4日前も朝6時過ぎに、お腹がすいたとディディエが起きだしました。

そしてその前日も、私は一緒に晩ご飯を食べられませんでした。

ということは、私が食卓にいないと食欲が出ないのだろうか…なんていうことではなくて、実はディディエはダイエットをしているということが発覚しました。
私の見ていないところで、食べる量をかなり減らしていたようです。

太り過ぎを気にするなんて、ディディエはどんなに太ってるのだろうかと思われるかもしれませんが、現在のところ身長178センチ、体重65キロです。
太ってないですよね?

でも本人的には太り過ぎなのだそうです。
というか「ディディエ=やせ過ぎ」というアイデンティティがあって、親や妹たちからもっと食べろ食べろと言われ続けて子供時代からずっと過ごしているので、この2年ほどで初めて「ディディエ=普通」という状態に陥ってしまい、非常に居心地の悪い思いをしているようです。

最痩せ期は今と同じ身長で、体重が58キロだったそうです。
今の私が55キロなので3キロしか違いません。身長は18センチも違うのに…
しかも自転車で走り回るのを趣味にしていた頃で、脂肪ではなくて筋肉質だったので、ものすごく絞られた体型だったのでしょう。

さすがにそのときは細すぎたと自分でも思っているそうで、
62キロぐらいを目標に、今ダイエット中なんです。


私が初めて出会ったときのディディエは、多分60キロぐらいだったのではないかと思います。持ってる服のほとんどがいつもバタバタと風に吹かれていたような記憶があります。ジーンズもベルトでギューッと締めていたような・・・

職業柄、割りと何を着ていてもよかったんですよね。当時は高校の物理の先生でしたから、ジーンズに何でもいいからシャツを羽織っておけばいいという感じで。

お洒落とは無縁な買い物嫌いなので、3人の妹たちの旦那さんのお下がりを貰ったりしていて、旦那さんたちはみんな190センチ以上あって大柄ですから、どれも大きすぎていました。

唯一私と出会ったときの山登りの服だけは、スポーツ用品店で買った軽くて暖かい機能的な自分サイズのものだったのです。


手短にいうとお洒落感覚ゼロのディディエなのですが、私とフランスで暮らし始めたとき、意外にもアンティークの木のタンスの中には洋服がいっぱい詰まっていました。けれども私のために場所を空けなければいけないというので、着ていない服を捨てることにしました。

すると18才で両親の元を離れたときから持ち歩いているという服が何枚も出てきたりして・・・
あとはどうしても着てほしくないようなかっこ悪いデザインの服もたくさん・・・

そのとき一枚だけ新品同様の服がありました。一番下の妹の旦那さんから貰ったばかり横縞ボーダーの長袖シャツです。ちょっと旦那さんには小さかったというので、ほとんど着ていない状態で回ってきていました。

26013
ピンズマルシェのピンバッジ、ボーダーシャツ。http://masson.ne.jp?pins=26013


ボーダーっていうとピカソかフランス人かというくらい典型的なフランス風ですよね! 見つけたとき嬉しくなってディディエに早速、着てみてもらうと・・・「囚人」でした・・・ディディエはボーダーの似合わない稀なフランス人だったのです。

ちなみにその数年後、もう一つのフランス人(か手塚治虫)の必須アイテム「ベレー帽」の方も、お店で試しに被ってもらったことがあります。こちらは似合うことは似合いましたが、似合いすぎて本気の地元民風で、お洒落からはこれまた100万光年ほど離れてしまい、これも諦めました。


山登り用を除くと、似合わない服と、流行遅れの服と、「変」とまではいえない服と、その3種類しかないので、仕方なく「変」とまではいえない服を残して、あとはうっかり袖を通したりしないように大きなビニールの袋の中にどんどん詰め、車に乗せて、洋服用の廃品回収箱が置いてあるところまで持って行って処分しました。どこかの貧しい外国の人がいつか受け取って着るのでしょう。あのきれいなボーダーのシャツも。


その日ディディエは、たくさんの馴染みの服と急遽お別れすることになりましたが、でも家の中に私の陣地が広がっていくのをみて幸せそうでした。


(11:26)

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