2012年05月16日

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
75421

写真はピンズマルシェのピンバッジ、サンフランシスコの路面電車。
アドレスはこちら↓
http://masson.ne.jp?pins=75421








ディディエの腕に、脂肪のコブみたいなものができてしまって、
それが神経を圧迫するようになってきたらしく時々痛むし、
大工仕事に差し支えるということで、
病院へ行って取ってもらうのに付き添いました。

ディディエは相変わらず日本語があんまりわからないですし、
英語も、日常会話ならともかく、
ちょっとややこしくなるとわからなくなりますし、
発音はバリバリのフランス人だし、
私が一緒に話を聞きに行くより仕方ありません。
なんだか訳がわからないまま、ざっくりメスを入れられてしまうのもかわいそうですし。


でもご存知の通り、私は今、気軽にうろうろ歩き回れるような状態ではなく、
いわゆる「身重」で、「まじ重い」状態なので、
よっこらさーみたいな掛け声のバリエーションが増えていく毎日なわけです。

せっかちなディディエとは、並んで歩くのも落ち着かない感じで、
家から駅までの短い道のりすら、ディディエは私を待つのにとても耐えられないようなので、
「いいよ、先に行って、らくやんカード(阪神電車のプリペイドカード)を買っといて」と頼みました。

みるみるうちに遠ざかっていくディディエの後ろ姿を眺めながら、
私は私なりの亀の歩みでのんびり駅に向かいました。

そして改札に着いて、
やれやれあと一息、もうすぐ電車も来るし、ホームへ上がる階段をがんばって登るか、と気合を入れ直していたのですが、改札口にディディエがいません。

荷物は全部ディディエに持ってもらっていて、
一銭もないのに、どうやって改札を入ればいいのかと、
一瞬まごつきました。
全く、困ったディディエです。

きっと先にホームへ行ってしまったのだろうと思ったので、
もう一度、踏切のところに戻ってホームの上を探すと、
ディディエはご機嫌で私を見つけて手を振っています。

遠くて声は届きませんから、
「そうじゃなくて、カードが、ないよ!」と、
四角(カード)やバツ(ないという意味)をボディランゲージでなんとか伝えると、
ディディエはハッとして階段に向かって駈け出しました。

行動はすばやいので、すぐに改札へ降りてきて、
結局、電車には乗り遅れることもなく事なきをえましたが、
日本語表示の券売機で、らくやんカードを首尾よく買えたのに気をよくしたのか、私の分も持ったままさっさと入ってしまうとは…


最近、ディディエはちょっとおかしいんです。
私のことは、なんとなく数に入っていないというか、
気を遣わなさすぎるというか、
良いように取れば、一体化しすぎてるというんでしょうか。


この間も、おやつの時間に、友だちの一家と一緒に海岸の方へ行って過ごすというので、パン屋さんのビゴさんへ菓子パンを買いに行ったんですけどね、
ビゴさんのところから直接、現地に向かうのかと思ったら、
一旦、家に帰ってきたんですよね。

私は寝ていたいモードで、海岸へは行かないと言っていたので、
ソファの上で横になっていたら、
ディディエがパンの袋を抱えて戻ってきたんですよ。
でもすぐに出ないと約束に間に合わない時間だったので、
5分ぐらいだけです。

何しにわざわざ家に寄ったんだろうと思うじゃないですか。
ひょっとすると私にもパンを買ってきてくれたのかなって想像するじゃないですか。
期待の目がパンの袋に注がれるじゃないですか。

ところが5分経ったら、ディディエはパンの袋をそのまま持ってまた出掛けていったんです。
何一つ取り出すことなしに!

何だったんでしょうか、あの5分だけの帰宅は。
未だにわかりません。
そして私の分のパンを買ってきてくれなかったことは、未だに恨んでいます…


(02:08)

コメントする

名前
 
  絵文字