2011年07月12日

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46981

写真はピンズマルシェのピンバッジ、万年筆と羊皮紙。
アドレスはこちら↓
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前にフランスの結婚観について書いて、話が途中になっていました。

フランスでは今は、恋愛至上主義が多数派だろうという話です。

一緒に暮らしたい二人が一つ屋根の下で住むというシンプルで自然なことを、なぜわざわざ国へ登録しなければならんのだという考え方です。


だから登録していないカップルも多いです。


でも登録している人たちも多いんですよね。

子どもができたのがきっかけになることが多いようです。いわゆるできちゃった婚です。

正式に結婚すると税制面で優遇があるとかいうことで、登録を決意します。


結婚すると、税金は、二人の収入を足して二で割って計算するようになるので、

二人の収入差が大きいときには、結婚した方が税金額の得になることが多いそうです。

妊娠をきっかけに仕事をやめて専業主婦になる女性は、フランスでも少なくありませんから、

税金のことを考えると、結婚した方がいいということになるのでしょう。


フランス式の結婚の登録は、日本みたいに紙切れを提出すればいいというのとは大違いの、結構、大仰なものです。


私もディディエとフランスで登録したのですが、

フランスではまず結婚する予定であることを、公布しないといけないんですよね。

一番近くのお役所へいって、結婚したいというと、お役所の掲示板に貼り出してもらえます。


大抵いつでも結婚予定者のリストが、入口のところにある掲示板に貼ってあります。

誰かの結婚を阻止したいという人は、このリストをまめにチェックして、名前が出たら意義を申し立てることができます。

たとえば、娘の結婚に反対している親とかですね・・・いまどき異議申立てなんてあるのだろうか?と、思いますよね。

多分これはもうかなり時代錯誤のシステムなのでしょうけれど、でも残っているものは仕方ありません。



掲示板の貼り出しの他に、お役所では、結婚式の日取りを予約します。


土日しか予約できませんでしたし、

1組ずつ手続きするので1日の予約数が限られていますし、

こちらの都合もありますし、

結構、先の日付しか取れないんですよね。

私たちの時にも2~3ヶ月ぐらい先だったように思います。


役所の大柄な女性が、結婚式用のスケジュール帳を取り出してきて調整してくれたのですが、

このスケジュール帳が横長で50センチぐらいもあるもので、

開くと当然ながらさらに大きくて、前や後ろにページをめくるのもいちいち大きな身振りが必要なので、

それ自体が何かの儀式みたいでした。



結婚の日には、お役所へ新郎新婦のそれぞれが二人ずつ証人を連れていかなければいけません。

証人は誰でも通りがかりの通行人でもいいわけですが、

普通は家族とか友だちに頼みます。


結婚式まで妙に間が開いて準備期間ができたので、

私たちの場合、証人としてそれぞれ両親に来てもらうことにしました。



ところで、すでに長く一緒に暮らしていたディディエと私が結婚することにした理由ですが、

一番はビザの問題があったからですね。

フランスでは私は学生ビザがあって問題ありませんでしたが、

そのとき日本に移住することを計画中だったんですよね。結婚しないとディディエの日本滞在ビザがありませんから。


ディディエの方の一番の理由は違うかもしれません。もっとロマンチックな動機で・・・いや税金対策かな、やっぱり(笑)


今おもえば、唯物論者だったんですよね、私は。

結婚式にたいする憧れも皆無でした。ウエディングドレスみたいな派手な服を着てひな壇に上がらされたら、もしかしたら何かの罰ゲームかと思ったかもしれないくらい。


だんだんと違ってきていますが、当時はそんな考えでした。

(またまた続く)

(02:06)

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