2020年10月
2020年10月26日
アルカションに富裕層がいっぱいいるといったが、現実に目の当たりにして会話したりしたということではない。証拠は豪邸だけ。あっちにもこっちにも！
ちなみにアルカションはパリから遙か遠く離れているし、小さな町だし、地価が安いのでは？などと思ってたら大間違い。豪邸は豪邸らしく、数億円は軽く必要なのだ。
これだけお屋敷があれば、その住人がそこら辺中でお買い物しているはず、という推理なのだが、実は今、シーズンオフなので雨戸まできっちり締まっているお家も多数。つまり、富裕層は冬に向けてどこか暖かいところなどへ行ってしまっているのだ。一年の大部分は締め切ったままになるなんて！あんなにすごいお伽噺の中にでてくるような家なのに！もったいない！
かといって、もしも誰かに貸してあげるといわれて、引き受けるかどうかというと･･････断る。管理維持ができないし（掃除きらいだし）、それに、ルイは、この小さなアパートのトイレでも夜は一人で行けないというのに･･････
※ピンズマルシェは通常通り営業中です。サイトでご購入商品の発送もいつも通りのスケジュールで行っております。
※※カフェと雑貨の実店舗Ｍｉｄｉも通常通り。
定休日：月曜・火曜
営業時間：１４時～２０時（ラストオーダー）
(08:07)
2020年10月25日
シュークリームみたいなアルカション銘菓ラデュンはまだなのだが、今日はご当地ビールを見つけて買ってきた。これもお値段は高めだ。３３０ｍｌ入りで４００円くらい。ん？日本円に換算すると特に酷く高くもないか。
何しろ住人に富裕層が多すぎて、しかも世界レベルの富裕層のはずなので、雰囲気に飲まれては破産すると、お財布の紐管理の警戒心がマックスになっているのだ。いつもケチケチなディディエが緩めに感じられるくらい。
それはともかくビールはまだ冷えていないので、多分、明日か明後日に味見することになるはずだ。
※ピンズマルシェは通常通り営業中です。サイトでご購入商品の発送もいつも通りのスケジュールで行っております。
※※カフェと雑貨の実店舗Ｍｉｄｉも通常通り。
定休日：月曜・火曜
営業時間：１４時～２０時（ラストオーダー）
ラベルが狼みたいでかっこいいなと思って買ったが、ルイによるとドラゴンなのだそうだ。
何かのビール大会で勝っているが……
栓の方にもこだわり！
(07:47)
2020年10月24日
カヌレ専門店
音楽隊
エスパドリーユ、商品のほんの一部
週末になり、歩行者天国になる通りもあったり、音楽隊が出てきたり、いつもより一層、アルカションは華やかになった。今朝は少し曇りがちで小雨も降るような天気だったが、傘が必要というほどでもない。私たちも町を散歩することにした。
こちらはきっと日本よりずっと寒いだろうと想像して油断してしまったこともあり、帽子を持ってこなかったので、連日の晴天にじりじりとさらされ、「お肌に悪いわ～」と気になってたまらかったから、町の帽子専門店で帽子を買った。
さらっと書いたが、こんなにも小さな町で、何かの専門の店があるなんて、すごいことだ！普通の小さな商店街にある専門店は、パン屋さんと薬局ぐらいがせいぜいなのに、やっぱりアルカションは違う。
この町には、帽子屋だけではなくて、ビーサンしかないとか、ほとんどエスパドリーユばかりの靴店とかもあるし、お菓子店も、あらゆる種類のカヌレを置いている店だとか、ラデュン（砂丘）という名前のシュークリームを小さくしたみたいなお菓子のみ扱う店もある。
ラデュンは、普通のパン屋さんでも置いてある地元の名産だ。大きめのたこ焼きぐらいの大きさしかないのに、２００円くらいすることがある。たったの１個で。まとめて買うと安くなるお店もあるが、そんなに食べられない気もするし、ディディエはというと、小型シュークリームに砂糖粒をむやみと貼り付けたようなそんな大したことなさそうなものには大金を払えんという態度が見え隠れするし、結果としてまだ味見ができていない。しかしそのうちにきっと食べてみせるので、そのときはシューの中身についても報告する予定だ。
※ピンズマルシェは通常通り営業中です。サイトでご購入商品の発送もいつも通りのスケジュールで行っております。
※※カフェと雑貨の実店舗Ｍｉｄｉも通常通り。
定休日：月曜・火曜
営業時間：１４時～２０時（ラストオーダー）
(08:55)
2020年10月23日
秋休みが続くので、連日、砂浜か砂丘へ出かける。雨の日はこれまでほとんどなかったが、一昨日は結構降った。そうなることは天気予報でお見通しだったので、砂のある場所は行かず、博物館へ出かけていった。博物館といっても、田舎町にある小さな博物館で、飛行艇（水面発着できる飛行機）だけにフォーカスしている。
中庭のようなところに、使われなくなったアメリカの飛行艇が一機、展示されているのだが、大体３５メートルくらいとそんなに大きくもないこの機体が、巨大にみえるほど、博物館の建物は、こじんまりしている。
ところが案外な実力派で、展示内容は充実していた。今この記事を書くためにウィキペディアの記述をざっと確認してみたのだが、博物館で得た情報で欠けているものがいくつもあるようだった。
といっても１時間もあれば充分すべて巡回できるので、雨の上がったあとの外の公園を散歩してから帰ってきた。側には湖があり、かつて、この湖から飛行艇は発着していたのだ。
※ピンズマルシェは通常通り営業中です。サイトでご購入商品の発送もいつも通りのスケジュールで行っております。
※※カフェと雑貨の実店舗Ｍｉｄｉも通常通り。
定休日：月曜・火曜
営業時間：１４時～２０時（ラストオーダー）
(09:21)
2020年10月22日
ここに到着して以来、今日が一番気温も高くて、朝からお日様も燦々と、お散歩日和。アパートから１５０メートルのところにある海辺へ、３人で。毎日、飽きもせず砂の上を歩く。ルイの方は、走る。もしくは転がる。
すがすがしい気分になったところで、お昼ご飯のためアパートに戻り、エレベーターで３階へ。
となるはずだったのが、私の鍵を預かっていたルイが、エレベーター前の小さな段につまづいて、うっかり鍵を離してしまい、そのまま、するするすると鍵はエレベーターの隙間に吸い込まれて･･････ルイ、泣く。
泣く直前に、私の顔を見上げたときのルイの表情。絶望。
ディディエのお説教がその場で始まり、二人揃って神妙に拝聴。ルイはシクシクしながら。
「この穴に気をつけるように、何度も何度も注意したのに、何の意味もない、二人でなんとかしろ！」
ついには、ディディエからそんな最後通牒まで突きつけられた。
ただ、鍵は２つ持って出かけていたので、もう一つのディディエの鍵を使えば出入りには問題がなかった。不幸中の幸いだった。
二人で後始末をつけろといわれても、ルイに何かができようはずもなく、仕方がないので私一人で、エレベーター会社の電話番号とエレベーター番号をスマホで撮影し、ともかくお昼ご飯が最優先だろうから、食後に電話しようと準備だけしておいた。食べないことには、ディディエの機嫌も治らない。
ご飯が終わって、仕方ない、フランス語は片言だが私が電話しなければと重い腰をあげたら、ディディエが代わりに電話をしてくれるという。よかった、パパ、もう怒っていなくて。おなかいっぱいになってるしね。
ルイは自分の身の上にはいつもいつも不運なことばかり続くと嘆く。
「いやでもみんな、そんなもんだよ」と教えてあげる。だから人生は苦の連続なんだよ。そんな中で、どういう気の持ちようで過ごすかが大事ということ。気を取り直すようにね。
ルイはすぐに元気になった。
※ピンズマルシェは通常通り営業中です。サイトでご購入商品の発送もいつも通りのスケジュールで行っております。
※※カフェと雑貨の実店舗Ｍｉｄｉも通常通り。
定休日：月曜・火曜
営業時間：１４時～２０時（ラストオーダー）
(09:32)
